萬里は祈祷師(by.萬道研究会)
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【第三の人生】4の章
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    *登場人物*

    ・萬里→主婦でお役目持ちは、あの世の対応から、この世の対応の練習に徐々に突入していく。

    ・ハラちゃん→萬里の高校生の時の友達。同じ歳だけど学年は一個下、大人になってなぜか仲良くなったパターンです。

    ・ユカり→昔同じマンションに住んでいた、ダーリンの先輩の奥様。離婚して、精神の重度な病気になって連絡が取れなくなっていた日が続いていたけど、最近また会えるチャンスが多くなっている。

     

     

    その数日後

    ハラちゃんから電話があった

     

    ハラちゃん「あの言葉見て

    改めて思った

    ちょうど今、

    迷ってるところでね

    聞いてもよかやろか?」

     

    萬里「答えられる範囲は

    限られてるけどいいよ!」

     

    ハラちゃん「実は、

    学校の先生になりたいと

    ずっと思っとったんよ。」

     

    萬里「え?ずっと前から?」

     

    ハラちゃん「うん、

    でも転職し続けてまた

    そのまままどこかに勤めるか、

    先生になるために

    学校へ行くか

    迷ってる、今更だけどね。」

     

    萬里「奥さんは

    なんて言ってんの?

    家庭があるし

    一人で簡単に決めて

    動くわけにはいかんよね?」

     

    ハラちゃん「嫁は

    反対はしないけど

    俺が目標決めんことには

    応援しようがないって。」

     

    萬里「今まで

    色々仕事してきて

    それでも

    これをやりたい!って事が

    ずっとあるんなら

    それを考えてる今が

    やるときじゃない?!

    ハラちゃんの奥さんは

    理解あるんやし。」

     

    ハラちゃん「やっても

    いいものか・・・

    迷う。」

     

    萬里「やってみて

    また考えれば?

    昔からの夢なら

    一度は挑んでみた方がいいよ。

    そしたら、

    結果どうなろうと

    自分が納得できる。

    この歳になって

    そう思い立つことなんかないし

    ハラちゃんなら

    いい先生になれそう!

    それに、

    今その現状に合致した

    御言葉が出てるんやけん

    選択の時よ!」

     

    ほんとのところ

    漢字一つで

    ここまでその人の現状を

    表しているとは

    思ってなかった

    でも、今必要な事だから

    今出た御言葉

     

    必ず意味のある事なはずだ

     

    このあとハラちゃんは

    学校に通い

    見事教師になった

    教師だけしか

    経験せずにきた教師より

    社会の荒波にもまれ

    いろんな事を

    経験した上での教師

     

    ハラちゃんは誰よりも

    良い先生になれると思った

    彼は現在も

    小学校に勤めている

     

    今考えると

    彼らの頭の上に

    降ってくる漢字を拾い

    アドバイスに繋げられた

    これが最初に生きた人間の

    相談だったと思う

     

    ハラちゃんが

    チャレンジする姿を見て

    萬里も本腰入れねば!

    と思ったのは覚えている

     

    頭の上に降ってくる

    漢字はまだ

    拾い始めたばかり

     

    重要性も全く

    分かってなかったけど

    たった一文字だけでも

    人生を左右させるほど

    大きな意味を持つ

    ヒントとなる言葉

     

    ま、それを

    今現在の自分に向けての

    大切なアドバイスだと捉えて

    実行に移せるかどうかが

    本当の問題なんだけどね

    行動次第で

    その先はどうにでも変わっていく

     

    ただ、萬里は

    そのメッセージの伝達を

    一つ一つ丁寧に

    こなしていくことが

    今大事なことなのかなと思った

     

    そして

    やっぱり気になるあのお店

    今ならまだ

    ユカりに連絡が取れる

    もう一度一緒に

    あのBARへ行って

    何かしらの対応を

    させて欲しいと頼み

    一緒に出向いた

     

    本当のところ

    一度、九節の杖を

    使いたかったてのもある

     

    店の厨房を通り

    裏口から非常階段へ

     

    厨房へ入った時点で

    ひどい湿気と

    暗い空気を感じる

    厨房に何かの気配はないが

    何かが通った痕跡は感じる

     

    厨房から裏口を見ると

    開いたドアの向こうの

    非常階段に

    うつむいた男性が

    座っているのが

    視えるような『気がした』

     

    下を向いて

    思いつめてるようにも見えるし

    なにか迷っているようにも見える

     

    階段を昇っていくと

    途中途中の踊り場に

    黒い塊がモヤッモヤッと

    しているように見える

     

    階段を昇りながら

    何かと萬里の意識が

    シンクロしたのか

    突然、気持ちが沈み

    不安と自分は何をやっても

    ダメな人間で絶望しかない

    そんな気持ちに襲われた

     

    頭の中には

    現実的な考えはまるでなく

    虚無感でいっぱい

    抜け殻のような感覚

    『階段を下に降りる』

    という思考は一切ない

     

    なんだコレ?気持ちが悪い・・・

     

    萬里「ねぇ、ユカりは

    今大丈夫?」

     

    ユカり「うん、

    萬里がいるから大丈夫だけど

    一人じゃ絶対

    足向けない空気やね。

    BARには

    しょっちゅう来てるけど

    ここまで上がって

    来たのは初めてよ。」

     

    萬里「高精度の

    ユカりアンテナが

    そう反応してるなら

    何かあるのは間違いないね。」

     

    ((((;゚Д゚)))))))

     

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