〜見えない世界のおはなし(座学)〜

12月6日(日)テーマは
見えない物(者)から身を守る

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【第一の人生】29の章:救いの手は選び間違えちゃいかん

【第一の人生】
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*登場人物*

・萬里←現在昼間の怪しい会社で事務をやってる(毎日テンション低い、体調不良に悩み中)

・武社長←萬里の働く怪しい会社の女社長(今萬里を怪しい宗教に入信させようとしている)

・幹部←某宗教団体から枝分かれした「霊○会」という団体の幹部らしきおばちゃん

・ダーリン←なんて呼び方した事ぁないが、萬里の彼氏(霊的な話に抵抗はないらしい)

 

霊○会

その団体の中でも

偉い人ぽい方に

萬里とダーリンを紹介された

 

幹部「とにかく

お経を唱えること!
そしてここに集まるみんなと

話をすることも

大切な教えを得られる事だから
通いなさいね。」

 

ん~おおよそ予想通り

何かあった時の相談に来る。

ではなく

「通う」が必須なのね。

 

幹部らしき人はいるけど

代表(教祖的な)らしき人は居ない

というか、人があちこちの部屋に

散らばってて、力関係も地位も

何もわからない

 

その後

武社長「ここに来てるから

私は仕事で成功したのよ!
実はね、以前私に悪い蛇がついてて
それもここで祓ってもらってね。

あ!ここにいる蛇は良い蛇よ!
体調も壊さなくなったし

仕事も順調になったし
ここにくれば

すべてが絶対よくなるから!

もちろん通うでしょ?」

 

蛇に良いとか

悪いとかあんの?

 

萬里「通うに当たって

何か書面書いたりとか

会費とか決まってることが

あるんですか?」

 

武社長「この前も言ったけど

毎回ここへ来た時に

お線香代として『二千円』

これが会費みたいなものね。

 

あと経文を毎日朝夕

読まないといけないから

経本の購入と

家族分の名前が入ったお札を

帰る前に買っておいて。

 

それに向かって

自宅でも線香とロウソク

あげられるように

お香立ても必要ね。

 

私はきちんとした

仏壇と仏像を自宅に置いてるけど

それは必要になればでいいから

強制ではないからね。」

 

 

これまで

霊能者と呼ばれる

何人かの人達に接して来た

 

この頃の萬里は

霊能力を持つ!と

公言する人たちの

レベルや真偽が

なんとなく感じる程度に

分かるようになっていた

 

ガードは上がっていたはず・・・

 

それに萬里には

もう騙されないぞ!オーラも

出ていたはず

 

霊○会の中を見る限り

「この方が能力者です!!」て

感じの人はいない

 

どうにかするのは

自分自身で読むお経

ということであって

誰かが何かを施してくれる

わけではないようだ

しかしこの時は

あまりにも体調が酷く、

『ここに来れば

もしかしたら治るかも知れない・・・』
と信じてみる気になってしまった。

 

もちろん必要なものは

購入して。

 

帰りの車中

萬里「ダーリン

ねぇ、どう思った?」

 

ダー「お前がいいと思うなら

いいっちゃない?

それで体調が治るかもしれんなら

試してみるものいいかもよ。」

 

ダーリンは終始よく分からないまま

黙って付いて来てただけなので

そう細かく団体の様子は見ていなかった

 

怪しいとか怪しくないとか

それよりも萬里がどう思うか

に一任する

 

 

事務所では

『そういえば猪の臭いに加え、

生臭いニオイも・・・』
これってもしかしたら

蛇かも!?

霊〇会の時そんな話してたし

 

かと言って

萬里は生蛇のニオイを

本気で嗅いだことはないから

断定はできない

 

ニオイの原因が蛇だとしても

萬里に何かできるわけでもない

 

体調の悪さは日常的なので

藁にもすがる思いで

自宅に御札を置いて線香をあげ
真面目に毎日経文を唱えた

 

何日やっても体調は変わらない

心が足りないのか?

 

そんな中、

事務職に加え

徐々に美顔器の使い方を

教えられるようになり

話を聞きに来るお客様に

萬里がお試しエステを

してあげるという
流れに持ってかれた

 

思っていた以上に早い流れ・・・

 

ここへ連れてこられるお客様は

みんな10代後半から20代前半

中には学生さんも居る

 

明らかに世間をまだよく知らない

子供達

その子らのローンを

通すために強引な作戦を立て

何をどうしたらいいか

営業の人達は言葉巧みに

彼らをそそのかす

 

しまいにゃ、美顔器関係ない

まつげのエクステまでも

萬里にさせようとし始めた

 

眼球を傷めるかもしれない

薬剤を使う

 

しかも素人

 

そんなこと簡単にやらされても

責任問題になった時

萬里に押し付けるんじゃないの?!

萬里は事務全般をしていたため

会社の業績が

あまりよくないのも知っていた

 

霊○会の御利益も

底を尽きたのか

武社長はピリピリして

焦っているようにも見える

 

ここに長くいても

なんのメリットも感じられない

体調も日々悪くなるし耐え難く
二ヶ月ほどで辞める決心をした

 

例のごとく

これまた次の事は

何も考えてはいない・・・

 

体調を原因として

辞める意思を伝えたので

割と問題なく辞められた

 

良かった。

 

意味も理解できていないまま

ただ経文を唱えるという

無意味に感じる儀式にも

意義を感じないし
霊〇会のことはすぐに忘れていた。

 

自営業、水商売、コンパニオン

怪しい会社の事務。

この経歴から

萬里は何ができるのか?

自分は何をしたいのか?
この先どうなりたいのか?

全くわからなかったけど

生活はしていかなければならない
ひとまず手当たり次第

面接を受けまくろう!

 

それでも二ヶ月ほど決まらず、

やっと雇ってもらったのは
新規オープンのゲームや

CD.DVDを販売するお店

過酷な夜の仕事をしながらも

昼間の時給に毛が生えた程度しか
給料はもらえてなかったおかげで

どんな仕事でも

どんな時給でも頂ける給料はありがたい

と素直に思えた。

 

新しい仕事を初めて

四ヶ月後
人伝いに

あの美顔器の怪しい会社は

倒産したと聞いた

 

今更ながら思うけど

霊〇会はかなり

怪しい宗教団体で

たいした力は無かったな~

 

そして獣の臭い

生臭いニオイ
やはりあの建物自体が

悪い者たちの吹き溜まりであって、

絶対

私に何か憑いてた訳ではない!

 

だって辞めてからは

普通に過ごせたし

 

人を騙したり

陥れたり

マイナスな人の感情や想いが

積み重なった結果

あの状態だったんじゃないかな

 

逆結界と同じように

別の悪い物も引き寄せたりとか

 

でも、

武社長に悪意は感じられなかった

どれもこれも本当に良いもので、

良い事なんだと信じきっていた

 

一時的に金持ちにはなれたけど

武社長も

ある意味被害者なのかもしれない

 

もちろんポルシェの夢は叶わず

逆に買ってたら

もっと大変だったろうな・・・アセアセ

 

今だから分かる事がある

『蛇』は人の扱いによって

良くも悪くも作用する

 

ハッキリ言って

ここで関わった『蛇』は

良くない方の蛇

 

というか、

「人間が良くないものに

させてしまっていた」

が正しいかな。

 

現在の萬里が知る

実例などから判断すると

 

良くない方の蛇は

男と女の情念の象徴だったりして

刃傷沙汰の原因になる事もある

 

そうなると究極まで行けば

死人が出ることにもなる

 

萬里が辞めた後のこの会社は

事件に絡むような出来事や

武社長自身の夫婦関係で揉め事

などなどが

起こったと元社員から聞いた

 

死人は出ていないけど

誰か一人でも幸せになれたか?

と聞かれれば

誰も居なかったと思う

それと

やっぱり初めて嗅いだ

あの生臭いニオイは

『蛇』だったのではないか
とも考える

 

不思議に思うのは

あれから14~5年経った頃

事務所の建物を見た時は
2Fの事務所跡はずっと空家だけど、
1Fの焼き鳥屋は健在だった

繁盛はしてなかったけどね

 

今現在どうなっているのかは

全く知らない

もうあの辺り近づくことは

ないと思うし。

 

土地の問題なのか

人の問題なのか

蛇の問題なのか

 

どれも、未だに

答えは出ないまま。

 

まぁ、それほど興味もないんだけどね。

 

ヨシ!次行ってみよう手

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