〜見えない世界のおはなし(座学)〜

12月6日(日)テーマは
見えない物(者)から身を守る

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【第四の人生】27の章:戦争の傷痕は何十年経っても癒えていない

【第四の人生】
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*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ち。兵隊さんを発見後、なんとか交渉を試みる。

・カンくん→飲食店の社長さん。良くんのことを心配して相談してきた。

・良くん→カンくんのお店のイケメンバイトくん。人違いされやすいタイプみたい。

 

 

萬里は兵隊さんに必死に話しかける

上官の命令しか聞けないとか

どんだけ忠実に戦ってきたんだろう

 

特攻隊が本当に自ら

命を捨てたかったのかというと

そうではないことを知っている

 

これまでも

特攻隊の兵隊さんと

接したことがないわけではない

 

結婚もしないまま、自分の

家族を築くこともできないまま

戦火に飛び込んでいく

若い兵隊さんたちは

 

最後に「おかあさーん!」と

叫ぶ人も多かった

 

自分が生まれ育った環境

育ててくれた両親

一緒に成長した兄弟

その家族のことを想いながら

お国のために

命を捧げていく

 

その時は

崇高なことだったのかもしれない

 

でも、現代では考えられない

 

国や誰かのために命を捧げる

その気持ちを

理解することはできないけど

家族を想う気持ちは理解できる

 

それは時代が違っても

みんな同じだと思う

 

良くんの後ろにいる兵隊さんも

上官の命令にしか

従えないということは

弱音や家族への想いを

口に出すことすら

許されなかったのかも

しれないと思った

 

色々思いを巡らせながら

何か喋り出すのを待っていた

 

兵隊「実は家族に当てた

手紙を送ることができないまま

戦闘機に乗ることに

なりまして・・・。」

 

なるほど

多分その頃の家族も

もう亡くなっていると

思われるが、その手紙を

送れなかったことが

思い残しなのか

 

その時の映像が

目の前に広がる

 

飛行機に乗る前に

握りしめた手紙を懐に仕舞い

大声で叫びながら

そのまま空へ散って行く

 

兵隊「この手紙を

家族に渡して欲しいんです。」

 

見た所

その時の手紙は持っていない

 

さぁ、この思い残し

どう対応したらいいんだろうか

家族も全員

生きているとは限らない

 

ん〜、困った

 

何をどうするか

悩んでいると

兵隊さんは自分で筆を取り

書くそぶりを見せた

 

あ!なるほど

代筆してあげればいいんだな

 

萬里が紙を取り出して

書く準備をすると

 

自動書記のように

スラスラと文章を書き始めた

 

その文章は細かく

覚えていないんだけど

 

家族に対する想いと

先に命を投げ出すことに

対しての謝罪

これからの家族への願い

 

最後に自分の名前を署名した

『松次郎』

 

なかなか霊の名前を

知ることってないんですよね

聞いても答えてくれない

パターンが多いので

 

名前を知れたのは貴重でした

親近感が湧きます

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