〜あなたに見えない世界:あの世の小窓座談会〜

3月27日(水)
今回は“自然に隠れた妖精の話”
お茶とお菓子をいただきながら、不思議な話と疑問質問にお答えします!

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【第一の人生】93の章

【第一の人生】

*登場人物*

・萬里→主婦!K美と決別のあと1〜2年後?の話(環境とメンタルは落ち着いて来た、身体の不調は相変わらず)

・K美→萬里中学の頃からの友人(二十数年間男絡みの相談に乗って来たが、もうイラネ)

 

 

 

K美の子供が肝移植手術した

であろう日から
どれぐらい経っていたかは
忘れた

萬里がよく利用するファミレスで
娘と2人で食事をしていた時のこと

 

背を向けた席の後ろの方で
聞き覚えのある
声が聞こえてくる

ドリンクバーへ
飲み物を取りに
行ったときにチラッと
そちらを横目に覗いてみた

 

やはりK美だ!

子供二人とK美
そして
とてもオダギリジョーとは
かけ離れた
ただ清潔感のないだけの
やさぐれ男が同席中

 

『あ!また男が居る・・・。』

 

子供の病気・入院・移植と
大変な中
男だけは確保するという
バイタリティに溢れまくり
もはや尊敬の域

 

もうK美とは

何も話す気はないので
とにかく気付かれないよう

静かに食事をしていた

 

が、突然
「萬里!」と
名前を呼ばれ振り向いた

そこにはK美が立っていた

子供達を呼び寄せ
K美「ほら~、

娘(ウチの子)ちゃんよ~
覚えとるね~?」って
言いながら近づいてくる

 

K美「娘ちゃん、

大きくなったけど

面影があるからもしかして〜?

と思ったんやった!」

K美の息子らは

萬里のことも娘のことも
覚えてなさそうな感じだ

 

上の子は普通だが
下の子はパジャマを着ていた

もう萬里から

話題を振るつもりはないので
黙って見ていると

K美「あしたかね、手術で
今日帰ってきたところ。
ずっと無菌室に入ってたから

本当はこういう

人がいっぱいいる所に
来ちゃいかんとよね。
いつもマスクもしとかないかんし。」

 

萬里「へぇ~」

 

K美「実はね、

生体肝移植しないといけない
危険な状況になって
ドナーとして適合したのが
私だけやったと。
だから私はもう

酒もほとんど
飲めなくなったんよ。」

 

相変わらず

頑張りを褒めて!

と言わんばかり

 

萬里「ふぅ~ん、
じゃ、無菌状態じゃないと
いけない子を

なんでこんな人の多い公共の場に
連れてくるわけ?
おかしくない?」

 

K美「そうなんやけど、
今日上の子の誕生日でね、

1年くらい実家に預けて
寂しい思いさせてたけん
誕生日くらいは
楽しくしてあげようと思って。」

 

萬里「家でもお祝いは
できたやろ・・・。
起こるべくして起きたこと
しょうがないやろうね
あんたが頑張るのは当たり前。」

 

K美「肝臓が欠けてるから
身体のキツさも酷くて
お酒も飲めんから
前より健康になったとよ。」

 

また、悲劇の母

それを必死で乗り越える母

自分が一番不幸

相変わらずじゃん

 

少しだけ顔を見たが
肝臓に問題ある人特有の
土色の肌

元々色白だっただけに
とてもよく違いがわかる
そして

少し痩せている気がする

 

酒飲めなくて遊べない状態が
周りにも迷惑かけないし
K美にとっては
いいのかもしれない

 

特に頑張りを認める事もなく

興味もない顔をして

無感情の対応で済ませた

 

この時の萬里の対応で
もう友達として

自分が必要ではないことが
K美のなかで確認できたのか
連絡はないまま
どこに住んでいるのかすら
もう知らない

 

どうでもいいヤツなんで

どうでもいい事なんだけど

ただこの日
1つだけ気に入らなかった事

K美が萬里の事を男に

どう伝えたのかは知らない

連れの男、わざわざ遠回りして
萬里の周辺は通らず

こっちを見る事もなく

挨拶するどころか
知らん顔でレジへ向かった

萬里「やっぱり、
K美と付き合う男とか
ろくなヤツおらんわゆう★

 

ほんとにもう

バッタリでも萬里の目の前に

現れたりしないで〜

 

ぜひ萬里に

平穏な日々を過ごさせてくださいお願い

 

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