4月27日(土)夜のお食事交流会(という名の飲み会)in居酒屋楽園久留米

★参加費¥5,000 ★開催時間19:30~★定員まで残り3名(事前のお申込み必須です)
★会場『居酒屋 楽園 久留米』福岡県久留米市東町33-9 鷲崎ビル1F 西鉄久留米駅より徒歩3分一番街アーケード入り口を左へすぐ

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【第二の人生】67の章:虎と戯れる

【第二の人生】
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*登場人物*

・萬里→主婦ですが、お役目を持っています。自分の本来の相棒を知り、イヤイヤだったお役目に少し安心感が出ました。

・H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)萬里にお役目を突きつけた張本人。時に嬉しい真実を見つけてくれることがあります。

 

 

H氏「はい、

1800年前の中国が

萬里ちゃん活動の始まりですが
現世に生まれるまで
実は間で2回転生してるんです。

 

その時も、

同じように力はあったのですが
上手く使いこなせず
中途半端な状況で
一生を終えてしまいました。

 

死んでからも護衛なので

その都度、

一緒に転生してきた虎なんですが

存在に気付く事なく

本来の姿になって共に

活動をすることが、

これまで出来ていませんでした。

今の萬里ちゃんは

3度目の正直です

在るべき姿で瀧虎が現れ

完璧な護衛がつきました。

そして、萬里ちゃんは
3人分の役目を背負っています

他にも

たくさんやることがあります、
この『瀧虎』と二人三脚で
これからやっていく事に
なりますね。」

 

なんかここまで話を聞くと
護衛が付いた、
その分役目は3倍
1つ良い事があると
3つ大変な事が課せられる
みたいな・・・

 

『最初にそんな話聞いてない・・・』
とすぐに思ったが
もう引き返すことが出来ないのは
確実

ならば瀧虎と一緒に
タッグを組んでやっていくしかない!
と意気込んだものの

見えない虎・・・

どう接して
どう扱っていけばいいんだろ・・・

 

とにかく瀧虎の存在を
意識しつつこれからの
供養対応をやってみよう

 

それから、

数日経った頃の夜
布団に入ると
目の前に虎の顔面が!!!

ち、近い、近すぎる!

全貌が見えない
耳の間の頭しか見えない

その虎の縞模様が
片方だけ不揃いで
鹿の角のようで
稲妻のような柄ってのだけ見える

 

やはり只者ではない雰囲気
今までテレビや動物園で
見た虎とは全く別物のような
気がした
でも優しさも感じる。

 

それから数日、

夜お布団に入ると

少しづつ姿を

見せてくれるようになってきた

 

よく動物園やテレビで観る

ベンガルトラとは種類が違う

毛の生え方体つき

野性的で猟犬のように

獲物を追えるようになのか?

少しあばらが浮き出ていて

俊敏だ

走るときの毛の色は銀色に輝く

 

『はぁ~実際に触りたい・・・。』

 

リアルに肉眼で見たわけではないし

触れたことも無い

だけど、

萬里は瀧虎が大好きになった

 

目を瞑れば

いつでも会えるといいのにな~

そう考えてばかり

あの頭を見たっきり

映像としては出てこない

だから本当に傍に居るかどうか

実感が湧かない

 

瀧虎が現れてからというもの

布団に入ると

いつもより

静かに眠れそうな気になるから不思議

 

ある晩、ウトウトし始めた時

自分の呼吸とは違うリズムで

何かが背中に当たる感触に気付いた

 

娘は反対側に寝ている

布団が膨らんだりへこんだりしてる

そして体温を感じる

死人ならこんな温かさは無い

 

あまりにもリアルな感触が

忘れられず次の日H氏に連絡

 

H氏「あ~、萬里ちゃん

いつも瀧虎の腹枕で寝てますもんね~

哺乳類特有の呼吸を

リアルに感じたんですよ。」

 

萬里「まじですか?!嬉しい~!!

虎のお腹で寝てるなんて

嬉しすぎる!!!

見えればもっと幸せなのに・・・。」

 

しかし敏感になってる

『触覚』が無ければ

瀧虎を肌で感じる事は

おそらくなかったろうな

この時だけは

敏感な触覚

ありがとぉ!」と思った!

 

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