4月27日(土)夜のお食事交流会(という名の飲み会)in居酒屋楽園久留米

★参加費¥5,000 ★開催時間19:30~★定員まで残り3名(事前のお申込み必須です)
★会場『居酒屋 楽園 久留米』福岡県久留米市東町33-9 鷲崎ビル1F 西鉄久留米駅より徒歩3分一番街アーケード入り口を左へすぐ

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【第二の人生】93の章:浮遊を実感した時、やっぱりパニックになったわ

【第二の人生】
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*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ち。自分の肉体を無視したところでの動きに翻弄されてます。

・理妃ちゃん→萬里と同じ子持ちでお役目持ち。事務員さんで普通に働いてます。やはり漏れなく娘も感強い。

 

 

 

理妃ちゃん「瀧虎が

来ると、娘は

大人しくなるから助かる♪」

 

理妃ちゃん次女の周りを

ぐるぐる回り

優しくヒゲで頭をなでる

 

これは理妃ちゃん次女も

嬉しかった様子だけど

その時は

やはり固まっているw

 

瀧虎を出動させる

回数が増えると

「トラさんが来るよ!」の

一言で魔法のように

大人しくしてくれるように

なったらしい

なかなかデキるトラさんだ。

 

萬里の浮遊生活は、

というと

頻度とリアル度が

上がっている

 

昼間掃除を終え

一息ついたところで

酷い眠気に襲われ

ソファに横になった

その瞬間、

明らかに家ではない場所に

萬里は居る

 

どこなのか?

なぜなのか?

何もわからないが

『家に帰りたい!』と

思った瞬間

 

家の中のソファで横たわる

自分の姿を見おろしている

中身が出てる感覚をリアルに

ハッキリと

中身側(幽体)の意識で

感じていた

 

これまでの

浮遊の際の意識は

肉体の方の意識でしかなかった

 

よくよく考えると

この目線は子供の頃から

何度も体験していたぞ?!

これが『THE浮遊なんだ!!!』と

自覚した日だ

 

身体に戻ろうと

ソファに横たわる自分の身体に

中身(幽体)を重ね合わせた

 

目線は、

実際の肉体目線と変わらない

だけど

なぜだか肉体の目が覚めない

 

とにかく

ひどく動揺して焦り

瀧虎の存在すら忘れていた

 

上半身起こして

視界に入る自分の太ももを

何度も叩いてみた

 

だけど痛み感じないし

肉体の方の『手』自体は

全く動いていない

 

萬里『あれ?あれ?』

 

叩いたり足を持ち上げてみたり

つねってみたり

全てすり抜けてしまう

 

もう、

戻れないのかもしれない

 

周りには誰もいないし

一生目が開かないかもしれない

どうしよう((((;゚Д゚)))))))

 

怖くてどうしようもない

 

『誰か助けて!!!』

 

手の届くところに携帯がある!

 

これで、

H氏に電話をかけて・・・っと

 

この時点で

萬里は地縛霊と同じ思考だ

幽体なら光の速さで

H氏の所へ行ける事も

分からないほどパニック

事前知識として

分かりきっていたはずな事だった

 

とっさに手を伸ばしたけど

もちろん携帯も手をすり抜ける

 

とりあえず、

ボタンだけでも押せないものか?!

何度もチャレンジしてみたけど

やっぱりダメ( ;´Д`)

 

『あぁ、このまま

元に戻れないんじゃ

ないだろうか・・・。』

 

こうなったら

ダメもとで最後の手段

H氏に念を飛ばしてみよう

 

萬里『H氏!

身体に戻れない!

怖い!!

助けてください!!!』

 

次の瞬間

『パンッ!!!』という音と

同時に

ビックリして目が覚めた

 

萬里「やった~!

身体に戻れた〜!

目が覚めた〜!!」

 

音に驚いたのと

身体に戻れないかも

しれないという不安

怖さの余韻で心臓

ドキドキしている

 

もちろん、興奮気味に

ソッコー

H氏へ電話した

 

萬里「H氏!

そんなこんなで

大きな音で目が

覚めたんですけど!!

萬里が助け求めたの

分かったんですか?!

何かしてくれたんですか?」

 

H氏「ヘルプの声が

聞こえたので

手を叩きましたよ。

ホントは指パッチンで

かっこよく

キメたかったんですが

スカスカで音が出なかったんで

両手でパンッ!っと。」

 

萬里「ありがとうございます!

怖くてどうしようもなかった~!」

 

H氏「実際、

そのまま肉体へ

帰れなくなる事もあるんです。

なので、私はいつも

夜中の決まった時間に

目覚ましが鳴るように

セットしてますよ。

 

大きな音で呼び戻されて

一度目が覚めるでしょ?!

一旦身体に戻さないと

遠くへ行きすぎたりして

目が覚めなくなる事も

あるので危険なんです。」

 

萬里「やっぱ

浮遊って怖いじゃないですか!

そんなチビる話まで聞いて

それでもやっぱり私達は

やらなきゃいけない事?」

 

H氏「そうですね、

自分の意思では

どうにもならないので・・・。」

 

色々と注意事項が多いし

こんな事ホントに

必要な事なんだろうか?と

思う事ばかり

 

これでふと思った、

朝なかなか起きてこないので

起こしに行ったら

布団の中で死んでいた

という突然死

 

もしかしたらこれは

浮遊の末に身体に帰って

来れなかった人かもしれない

 

子供の頃

自分がどこに居るのか

わからないくらい

高い空を飛んで

これ以上上に行ったら

帰れなくなるかもしれない

 

と、

とっさに襲われた

強い恐怖感

不安になったその気持ちは

『この世に戻れなく

なるかもしれない』

という

この気持ちだったのかも

しれない

 

((((;゚Д゚)))))))

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