*登場人物*
・萬里→主婦。コレまで抱えていた「???」に答えが付いてき始めた。地元で能力者に出会えてラッキー
・H氏(おじじ)→サラリーマン。サクヤさんの紹介で知り合った能力者(本物)
・サクヤさん→治療院の先生。氣導術を使う治療をする。(偶然(?)萬里と同じマンションの住人だった)
実はH氏と初対面して
スッキリしたはずの
その帰りには
もう何かがつきまとう
気配がしていた
いたちごっこなのだろうか?
サクヤさんの話を聞いて
やっぱりH氏には
色々視えてて
口に出さなかった
だけだと
ハッキリわかったが
その口に出さなかったこと
が気にならないか?と聞かれれば
そりゃ気になるさ
でも、今じゃないのなら
いつかは聞けることなんだろう
連絡先も交換したし
なにかあれば
また電話すればいい
とは思うが
やはりサラリーマンと聞くと
お構いなしに
自分の都合で
電話をするなんてできない
今憑れてるやつは
気のせいってことで
気付かないふりしとこ~
気持ち的には
安心感を得られた
身体の面での治療は
サクヤさんにしてもらって
霊的なことには
H氏がいる
これまでにない心強さ
治療もだが
話をするだけにも
サクヤさんの治療院へ
足を運ぶようになった
サクヤさんはH氏と話して
知り得たことを
いくつも話してくれた
そんなある日
H氏から突然電話がきた
H氏「先日問い合わせ
いただいてた
ご主人の件なんですが。」
萬里「あ~、はい何か
わかりましたか?」
H氏「時間かかってしまって
申し訳ありません。
萬里さんの足元に居た
ご主人は浮遊していた
状態だったようです。」
萬里「あの、
浮遊ってなんですか?」
H氏「あ、俗にいう
『幽体離脱』です。」
萬里「へぇ~、
そんなことできるんですね
うちのダーリン」
H氏「誰にでも起こりうる
ことなんですが、
その浮遊しているところを
人に見られる事が
あまりないっていうだけです。
それが萬里さんには
視えたわけですが、
ご主人が大事そうに
抱えていたものが何か?
それが、わかるまでに
時間がかかりました、すいません」
萬里「あ、じゃあ
わかったんですか?」
H氏「はい、ご主人は
『生まれたての赤ちゃん』を
抱えていたようです。
今娘さんは2歳超えられて
ますが
娘さんが生まれて
初めて腕に抱いた時を思い出し
再現しながら
何かしらの決意を
改めてした時のようです。
お仕事をされてない時
だったとお聞きしてました
ので
『よし!これから仕事を
がんばるぞ!』という気合い、
気持ちの表れのように
視えました。」
萬里「あ~、なるほど~。」
毎度の「???」に
1つ答えがでてスッキリ!
H氏は
この感覚を
与えてくれる人なんだ
しかし『浮遊』って
そんな誰にでもやれるもんなの!?
((((;゚Д゚)))))))