＊登場人物＊
・萬里→主婦でお役目持ちは、お泊まりキャンプの二日目を体調最悪で吐きそうになりながらコース巡り中。
・H氏（おじじ）→リーマン能力者（本物）いつも、あと出しな感じで萬里を新たな事にチャレンジさせる。真顔でおかしな事言う。
昨夜ロビーで
萬里の腰にめがけ
体当たりして来た
見えない子供の話は
詳しく聞けないまま
次の日の観光は
萬里だけ
目的が普通の観光ではなかった
という事は
当日になって知った
萬里はこれから先、
呼ばれる所や
行かなければならない場所が
たくさん出てくるらしい
いつも
避けられない状況になって
事を告げられるという
計算しつくされた
H氏の作戦
笹の葉のある場所は
目的地へ向かう途中の山道にあった
場所を確認し
目にしたその笹の葉は
確かにその辺では見たことのない
大きな葉だった
長さは掌よりもはるかに長く
幅は4～5ｃｍはある
今日は団体行動なので
後日改めて摘みに来る予定だ
どこだったかは忘れたけど
広大な公園で
草スキーを楽しんで
次に河川の源泉であり
神社も祀られている
有名な観光地
この水源の水は浄化力が高く
各所の龍神さん達の
憩いの場でもある
よく見ると
小さな魚がたくさん
泳いでいる
この魚は
毎日のお役目で
疲れた身体を癒すために
龍神さんが姿を変えたものだそうな
なので、お魚は
行く日によって
たくさんいる時と
少ない時とある
昨今の
パワスポブームのせいか
ツアー客やマナーの悪い人
大勢が何かにあやかろうと
殺到している
これ以上大切な場所を
荒らされたくないので
各所の名称は伏せておきます
ここは
今まで感じたことのない
清々しい空気
色んな物を抱えている
萬里の身体も
洗い流されているような感覚
どんよりと
重たい身体が軽くなって
久しぶりにホッとした
ずっとここに居たい！
できれば住みたい！
今でも、萬里は
あの世とこの世の活動で
疲れきった時
気付いたら浮遊で
ここに来ている事が
あるくらいだ
H氏
「萬里ちゃんは視えてるし
聞こえています。」
しつこいほどに言う
(｡-_-｡)
でもまだ、やっぱり萬里は
テレビや映画で観るように
普通の肉眼で物を見る事が
『視える』ということで
音や振動で耳に入ってくる事が
『聞こえる』ことだ
という認識しか持っていない
萬里「萬里にはわかりません。」
H氏「萬里ちゃんと
ダーリンさんが
行かなければならない
神社があります。
ここ（牧場）で私達が
遊んでいる間に
その神社へ行ってきてください。
とても大事な事を
伝えられるはずです。」
萬里「そんな急に･･･
時間は大丈夫なんですか？
なぜその神社なんですか？」
H氏「大丈夫ですよ。
ここで十分に子供たちは
遊ばせておきますので。
その神社には
ダーリンさんの後ろに
いらっしゃる龍神さんと
全く同じお姿の
龍神さんがいらっしゃいます。
だから、
二人で行く必要があるんです。
萬里ちゃんがひざまづいて
その後ろからダーリンさんが
萬里ちゃんの背中に手を当てて
御言葉を
受け取ってみてください。」
萬里「また、無茶なことを･･･
声なんて聞こえるんですか？
龍神さんが萬里たちに
通じる言葉を話してくれるんですか？
自信ないです･･･。」
H氏「自信持って行って下さい。
これからは、
ご自身が受け取るべき
御言葉（みことば）や姿を
捉えていかないと
いけなくなりますので、
練習だと思って。」
すぐにその神社へ
ダーリンと2人で向かった
今まで初詣程度にしか
神社へ行く事がなかった
萬里なんだけど･･･。
だって、初詣行くと
毎回体調崩して
正月早々寝込むから
鹿児島の村さんから
毎回怒られてたし
『初詣は人の念や
マイナスエネルギーが
渦巻いているから
萬里さんのような人は
行ってはいけませんよ。』
こう言われてる事を
毎年忘れちゃってて
ノリで三社詣り→
そして寝込む
何年も
繰り返し繰り返して
少し学習した結果
神社は萬里にとって
危ない場所だという
意識になってた
もちろん、
実際は礼儀をきちんとすれば
神聖で崇高な場所なので
萬里の何かがいけなかったから
村さんから注意受ける事態に
なってたんやろうけど
今は理屈も理由も分かってんですよ！！
覚えといて欲しいのは
初詣をするつもりなら
その前に、
年末のお礼詣りを
間違いなくしに行くべきなのよね
(＞人＜;)
