5月5日(日)心身健康底上げワーク/夜開催

今よりも若々しく、元気で健康な10年後を目指そう!
「歳だからしょうがない」そう思った時点で健康は遠ざかります。
身体の不具合感じたら、まずはできることを探そう!

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【第三の人生】90の章:江戸っ子のおいちゃん

【第三の人生】
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*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ち。目の前にいるのはちいさんなんだけど誰と話してるのかわからない。

・ちいさん→治療院のサクヤ先生の奥様。おばさんなんだけどおじさんになってる。

 

 

萬里「あなたはどなたなんですか?

なぜここにいるんですか?」

 

ちいさん「なぜ、お前にそんなこと話さにゃならんのだ?」

 

萬里「いや、教えてくれてもいいじゃないですか!

人の身体借りてんですよ?

その女性はあなたじゃないでしょ?」

 

ちいさん「おう、

確かにワシの身体ではないな。

それはどうでもいい、

踊るにゃ身体が必要なもんでね。」

 

萬里「いや、どうでも良くないですよ!

人の身体使って思い果たそうとしても

負担になるからやめてください!

自分勝手すぎるでしょ!!」

 

いかんイライラしてきた(ーー;)

 

もう無理やりやっちゃおう

ってことで魔法の杖を取り出した

萬里「天に昇り、帰り給え!!!」

 

空に文字をきる

 

ちいさん「この小娘がっ!!!

目上の人間に対して失礼千万!!!」

 

萬里「目上っつっても

あんたのことなんか知らんし!

なんで上がらんのか?!

生きた人間の身体取るのは

罪なことなんやぞっ!」

 

ちいさん「おうっ、威勢がいいのう!

ワシはまたやらねばならんことがある

そうそう簡単に行くわけにはいかん。」

 

萬里「だからそれは何?

教えてくれんと何も解決できん!」

 

ちいさん「お前のような小娘に

何がわかるかっ!!!」

 

(`皿’)ムキッー!!

 

萬里思わず杖で

おいちゃんの脛を叩いてしもうた

(もちろんイメージでw)

 

ちいさん「ぎゃーーー!!!

イタタタ、

分かった分かった、話をしよう。」

 

あ、おとなしくなった(笑)

 

萬里「じゃ、まずあなたは誰で

なぜここにいるのか教えてください!」

 

ちいさん「ワシは植木職人だ。

以前この地の水天宮へ仕事で来たことがあってな、

その時に神殿で舞が行われておった。

それを見た時、ワシもいつかはここで

舞を舞いたいと思うようになってな。

ワシは踊りが好きなんじゃ。」

 

萬里「え?それが心残り?」

 

ちいさん「そうじゃ。

とにかく舞いたいんじゃ、

楽しく踊りたい。」

 

萬里「それなら踊ればいいじゃないですか!

好きなだけ舞いなさったら良いではないですか!」

 

ちいさん「ワシはあの舞台(水天宮)で舞いたいのだ!」

 

萬里「んなもん、

いくらでも想像すればいいことですよ!!

水天宮の舞台で踊ってるイメージを

してみてください!」

 

ちいさん「イメージとは?」

 

萬里「そこ?!笑

想像するんです!頭の中で想像してください

それが現実になります。

おいちゃんは水天宮の舞台で

舞うことができるんですよ!」

 

ちいさん「おうっ!これは愉快だ愉快だ!」

 

萬里「ちいさん!今何が見えてる?」

 

ちいさん「わはは、松の枝を右手に持って

踊ってるよ〜〜!さすが植木職人!」

 

萬里「おいちゃんの象徴みたいなもんなんやろね。」

 

よし!その流れに乗って

供養していこう!

 

萬里「天に昇り、帰り給え〜」

 

空を切る

 

ちいさん「昇天っ!!!」

 

Σ(゚д゚lll)

 

ちいさん「松の枝持ったまま、行ったよ!」

 

萬里「ちょっ!さっきの何?しょうてん?」

 

ちいさん「なんやろね(笑)昇天

読んで字の如くやないと?!

まぁ、供養ちゃんとできたけんよかったやんw」

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