4月27日(土)夜のお食事交流会(という名の飲み会)in居酒屋楽園久留米

★参加費¥5,000 ★開催時間19:30~★定員まで残り3名(事前のお申込み必須です)
★会場『居酒屋 楽園 久留米』福岡県久留米市東町33-9 鷲崎ビル1F 西鉄久留米駅より徒歩3分一番街アーケード入り口を左へすぐ

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【第二の人生】52の章:血塗れの死人を見るのはやっぱり怖い

【第二の人生】
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*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ってて、修行中ですけど、連日尋常じゃない体調の悪さ。現在、腕がもげた血まみれの男性の対応中。

・H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)萬里にお役目を受け入れさせ、一人前になるまでのサポートをしているが、まぁまぁスパルタ。

 

 

 

H氏「はい、居ますね。

状況を把握した上で

まずどう供養してあげるべきか

萬里ちゃんが思うように

対応してみてください。」

 

萬里「頭回らないんですけど?!

これ自分だけでやんないと

いけないんですか?」

 

H氏「私も後ろで

援護しているので大丈夫ですよ。

萬里ちゃんが対応して

どう反応するかを

見たいのもありますし

少しがんばってみてください。

とにかく対話です!」

 

ひとまず

横になったまま

話しかけてみる

 

男性の状態をよく見てみた

髪はふんわりとパーマで

もげた腕は肘から先

そして歩道橋→車のライトの映像

と同時に

男性の叫び声が聞こえる

ここまで男性の最期の光景を

視ているのに

 

自分がなぜか彼の顔を

見てないことに気付いた

 

何度か急に目の前に

顔が現れたことがあるが

その形相に目がいき

怖くて視線を合わせるという事が

できていない

 

H氏「萬里ちゃん、

きちんと

視線を合わせて

会話してますか?」

 

萬里「怖いですもん!

目なんか合わせられないです。

状況を見るだけで精一杯です。

怖くてまともに目なんか見れない!」

 

H氏「表情を見るのは大事ですよ。」

 

萬里「H氏は

最初から怖くなかったんですか?

身内とかなら

怖くはないと思うんですけど

他人で、しかも血まみれとか

絶対無理!怖いです!

 

でなくても、

今まで視えてなかったものが

こんな突然

視えるようになっただけでも

いっぱいいっぱいなのに。」

 

H氏「私は慣れました

目の前に突然出てきて

びっくりすることはありますが

怖くはないですね~

 

慣れです慣れ!

萬里ちゃんも

そのうち慣れますよ!」

 

萬里「え~っ!慣れって・・・。

体調も普通じゃ無いのに

簡単に言わんでよ〜(;´д`)」

 

こんなありえない様相した霊に

どんだけ出会えば慣れるんだ?!

 

あ~もう、

この男性なんて

声かければいいんだろ?

 

萬里はまだ高熱のまま

あの手この手で

色々なことを話しかけてみる

 

『あなたはもう苦しまなくて

いいんですよ。』

 

『気持ちを落ち着けて

帰るべきところへ帰りましょ。』

 

『身体はもうないし

ご両親もきっと理解して

らっしゃいますよ。

気持ち落ち着ければ

ご自分のお家もきっと

わかるはずです。』

 

『天に帰ってください。』

 

ん~

いまいち居るのか居なくなったのか

自分で判断ができない

 

萬里「あ!そうだ!

H氏が作ってた形代は

使えないんですか?」

 

H氏「ん~、

使えないことはないんですが

萬里ちゃんは、

また別の術具を

使うみたいなんですよね~

なのでここは

対話で乗り切りましょ。」

 

あ、まだ居るんだ・・・。

しかも、H氏また何か

知ってるのに隠してる・・・

 

萬里「もう!

たいがいキツイんですけど

熱が下がってる気もしないし

身体起こすのもツライ。」

 

H氏「『天に帰りたまえ』

という言葉を

萬里ちゃんはこれから

使ってください。」

 

萬里「わかりました、

今からそれをひたすら唱えます。」

 

もう、会話も億劫

横になったまま目を瞑り

男性の様子をうかがいながら

ひたすら唱え続けていると

 

突然、

その暗闇の中に

白い龍が現れ光と共に

血まみれの男性を

ス~ッと連れ去った

 

え~!!!???

萬里は飛び起きた

 

萬里「H氏!今!

白い龍が出てきたんですけど!!

どっから来たんでしょうかっ?

男の人居なくなりましたよ?!」

 

なになに?!

((((;゚Д゚)))))))

 

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