*登場人物*
・萬里→主婦でお役目持ち。カンくんのお店の調査に来ています。
・ミキティ→カンくんから紹介してもらった、霊感少女。カンくんの店でバイトしてます。
生き霊のおじさんに
話しかけた萬里
おじさんは何を思ったのか
すごく驚いた顔をした
今まで誰も話しかけることなんか
なかったからだろうか
もちろん自分が
生き霊だという自覚なんかない
『自分はただ仕事を
したいだけ』という
萬里『あなたは
お店をもう閉めたでしょ?
やりたくても、この店はもう
違う人のお店なんだから
やりたかったら
また、自分で頑張って
始めたら良いじゃないですか?』
おじさんちょっと黙り込んだけど
なんか可哀想になったんで
萬里『このお店の人達に
迷惑かけないように、
やりたいだけやったら
自ら帰りなさいよ!
いつまでも居座ったら
私が許さん。』
おじさん黙って頷いた
生き霊は、大体生きてる
本人自体を説得しないと
解決できないものなんだけど
このおじさんは割と
すんなり話を聞いてくれる
生き霊だった。
また現実の肉体でも何かしら
頑張っていただきたいものだ
さぁ、次は?
上がり席座敷の女の人
座敷だからといって
座敷わらしなどとは違う
ミキティ以外の
従業員さん達は
全く気にならないそうですw
その上がり席へ行こうとすると
『来るな!』
って言われる( ̄▽ ̄;)
お前の店じゃなかろうがっ!
『ここは私の部屋
誰も入ってくるな』
というが
男性従業員さんが
時間外に仮眠をとったり
しているのは大丈夫らしいから、
なんか男好きな女のような
気がしてムカついた
その部屋は窓の外に水槽があり
金魚が泳いでいる
その金魚をじっと見つめ
何か想いふけった感じ、
あ〜自分の好きな人を
待ってるとかそんな感じの
パターンかな?
萬里『この部屋は
あなたの部屋じゃない
出て行きなさい。』
『なぜお前に
そのようなことを
言われねばならない?
ここは私の部屋』
違うっつってんだろ!!
この女、
話が通じないみたいだけど
灰にするほどではない、
一応準備しておいた
御守りに収集するか
萬里の御守りには
収集の念を込めると
霊を集めて閉じ込める力がある
その御守りの中に収集できる
霊の数は無限大
数に限りがないので
いくらでも入るし
こっちが唱えれば強制的に
入れ込むこともできる
こういう話が通じない奴は
サッサと閉じ込めたほうが早い
ということで
収集!!!
女は御守りの中に閉じ込めた
萬里「ミキティ!
今はどんな感じ?」
ミキティ「気持ち悪さは
ずいぶんなくなりました!
でも、
全部は居なくならないというか
ここはたくさん霊が
行き交ってますよね?
時々二階にも感じる時があるんで。」
萬里「それはしょうがないけど
御守りにある程度は収集して
帰るから、気にしなくて良いよ!」
とりあえず、
主に気になる霊の対応は
終わったかなってことで
あとはミキティの感じ方
というか
気になり具合をもっと
軽減しなくてはですね
早くミキティの
怖いって感情なくならないかなぁ
と願うばかり