11月7日(木)お試し霊視(お一人50分)/完全予約制

祈祷師萬里が普段依頼を受けている『お尋ね(相談)』の簡易版
霊障かどうか分からない、ガッツリ時間を取ってもらうほどの相談や悩みではないけど・・・って方に向けてのイベント。
事前に準備がありますので、早めのお申し込みをお願いします。

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【第三の人生】87の章:人から人へ霊の移動作戦

【第三の人生】
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*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ち。今背中にコブのある男性が来ています、激痛です。

・ちいさん→治療院の先生サクヤさんの奥様。萬里の修行のためなのか、感が強めでイタコのような役割をしてくれます。

 

萬里「ちいさん!肩甲骨の間らへん

首の骨の出っ張りんとこ辺りが

激痛なんよ〜。姿勢が

猫背のひどいやつになってる気がする。」

 

ちいさん「うん、なっとるよ。

でも私に来とるわけじゃないもんね。

ん〜。背中に石が乗ってるような

重さを感じるね〜

萬里ちゃん何も視えんと?

どうすればいいとやか?」

 

萬里はのたうち回りながら

目をつぶった

 

あ、なんか暗闇の中に視えてきた

 

ひどい背虫の成人男性

周りから背虫の男性に向かって

石が飛んできてる

昔の様相でボロボロの服を着て

ふらふらと歩き回っている

 

ちいさん「あ、視えてきた。

背中に大きなコブがあるね。

これが痛いんやろ。」

 

萬里「そうみたい・・・。

で、この沈んだ気持ち、

思い残しって何なんだ?!」

 

もう少し目をつぶって状況を把握

 

次は灯りのない家の中にこもっている

 

この何ともいえないやるせない気持ち

沈み込んで

自分はこの世に必要ないと思う気持ち

なぜこの世に生まれてきたんだろう?

という疑問

一人で寂しくてしょうがない気持ち

お腹が空いてどうしようもない気持ち

 

どこを

どう満たしてあげればいいのだろう?

 

『なにより家族に捨てられたことが無念』

 

萬里「あ・・・この人、

家族にも捨てられたんだ・・・。」

 

時代背景がはっきりとはわからないけど

 

現代なら背中のコブは

『奇形』として何かしらの手術

という手立てもあるのかもしれない

 

でも、おそらくこの時代は異形の者として

村八分な扱いだったんだろう

心無い言葉や攻撃を受けていた様子

ただ、見た目が人と違うってだけで・・・

 

同情しちゃいかんのだけど

やっぱりかわいそう

好きでそうなったわけではないんだし

 

でも、そういう状況で生まれたからには

何かしらの課題や役目があったはず

それを乗り越えることは

この時代だと難しいことだったのかな

生まれる時代によっては

課題をこなすのが困難すぎたりもするのね

 

この男性

最後は一人ボロ屋の中で餓死している

 

そりゃそうだ

外にも出られず仕事もない

世話をしてくれる家族もいない

 

本当なら支えになるべき家族にも見放された

ただ、見た目が人と違うってだけで

 

萬里の身体の痛みからすると

このコブは腫瘍だったのかもしれない

彼は一人でこの痛みに耐えながら

飢えて亡くなった

 

こんな状況で、無念には思いながらも

人を恨む気持ちを全く持っていなかった

純粋な人柄だったみたい

それは救いだ

 

状況把握できたから対応しなくちゃ

なんだけど、

痛みがひどくてその集中力はない

 

萬里「ちいさん、状況わかったけどさ

今の横に転がった激痛の状態じゃ対応できん!」

 

ちいさん「どうすればいい?

あ、そうやん!

私に霊をやることできんと?」

 

萬里「え?どういうこと?」

 

ちいさん「萬里ちゃんの身体におるけん

痛みで対応できんやろ?

でも、ほら私は何か来てても

身体に影響でらんけん、私に憑いてる方が

対応やりやすいっちゃない?」

 

萬里「え〜、霊の移動とか

やったことないし〜。」

 

ちいさん「ほら、とにかく

話しかけてみらんね!」

 

H氏同様

マンガの世界になってきた

(。-_-。)

 

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