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【第四の人生】35の章:幽体で出血すると肉体にも影響が?!

【第四の人生】
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*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ち。H氏との話は奇想天外すぎて理解不能

・H氏→リーマン能力者(本物)真顔で恐怖体験話をする人

 

 

H氏は常に戦っている

もちろん見えない人相手に

 

萬里にもそういう日が

来るのだろうかと

ヒヤヒヤしていた

時期もあったけど、

そういうのは

H氏の役目らしいので

萬里が死ぬか生きるかの

戦いをする日はこないと

信じている

 

そうなんです

H氏は死ぬか生きるかの

戦いを時々

やっているようなのです

相手が誰かは

聞いたことないんですけどね

 

以前

H氏がフラつきながら

来たことがあって

顔からは血の気が

引いてたんです

 

萬里「どうかしたんですか?

顔色悪いですよ?」

 

H氏「あ、今

ちょっと武器が刺さってて

血が流れてる状態なんです。

それで貧血気味になってて。」

 

萬里「武器?

血が出てるの?

見えないけど?」

 

H氏「はい、最近

夜中に浮遊で戦うことがあって

相手の武器で刺されて

それが抜けない状態なんです。

見えないかもしれませんが

今もダラダラ血が

流れてる状態なんです。」

 

萬里「何それ?!

萬里にできるなら

引っこ抜きましょうか?!」

 

H氏「いえ、

これは私の問題なので

自分で解決

しないといけないんです。」

 

萬里「またぁ、

そんなこと言ってる

場合じゃないんでしょ?

出血多量になるんじゃ

ないですか?!」

 

H氏「これがですね、

沙悟浄の武器みたいなのに、

更に返しが付いてるんですよ。

取ろうと思ったら

刃物の返しの方に向けて

2メートル近くある柄の部分を

身体に貫通させないと

いけないんです。」

 

萬里「柄が2メートルって!!」

 

H氏「取ろうとして

刃の方を握ったので、

手まで切れて

血まみれなんです。」

 

萬里「全然

見えないんですけど

幽体でそんなことが

あり得るんですか?!」

 

H氏「あるんですよ!

ちょっと隙を見せた時に

背後からその武器を

投げられて命中して

しまったんです。」

 

萬里「そんな

殺し合いみたいなこと

やってんですか?!」

 

H氏「はい、

男は戦わなければ

ならない時があるんです。」

 

萬里「その言葉、

世間一般の使い方と

全然違いますよ?!

なんでそんなことに

なったんですか?!」

 

H氏「しばらく前から

やり合ってはいたんです。

こんな負傷したのは

初めてですが・・・。

まぁ、相手は

その時その時で

違うんですけどね。

今回は油断してしまいました、

自分の責任です。

みんなには見えてないと

思うんですけどね、

柄が何かに触れるたび

激痛なんで、

ドアとか潜って入るのが

大変なんですよ、あはは〜。」

 

萬里「笑い事やない(。-_-。)」

 

結局

行者さん(亡くなってる方々)が

たくさんいる滝場に

なんども通い

 

手にタオルを

ぐるぐる巻きにして

滝に打たれながら

無理やり引っこ抜いた

 

という話がありました

 

目上の立場になる

萬里や理妃ちゃんに

お願い事をするということは

許されないとおっしゃって

 

大変なことが起こっても

絶対私らの手を

借りようとしないんですよ

 

そんな意地張らなくても・・・

と思ったりするんですけどね

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