*登場人物*
・萬里→主婦でお役目持ち。カンくんの依頼でお店に伺うことになりました。
・カンくん→飲食店の社長さん。感が強いようで、カンくんが持ってきた案件はだいたい霊が絡んでいます。
・良くん→カンくんのお店のバイトの男の子。
カンくんはいつも突然に
次のご相談は
バイトの子が大火傷を
負ってしまったという話
調理中の油が腕に飛び
火がついたって
もう聞いただけで
震えるわ((((;゚Д゚)))))))
同じお店の中に感じる子がいて
その子が言うには
火傷した子の背中に
黒い影が覆いかぶさっているので
怖くて後ろを通れないって
ことでした
早速
萬里の七つ道具を持って
駆けつける
火傷した男の子は良くん
良くんを見た瞬間驚いた
確かに背中に黒い影が
覆いかぶさっている、
それが何なのか
まじまじと見てみると
白いワンピースの黒髪の女性
((((;゚Д゚)))))))
良くんを両腕で抱きかかえ
肩に顔を埋めている
((((;゚Д゚)))))))
こわっ!!!
しかもこの黒髪の女
萬里に敵意を持っている
黒髪の女が映像を送ってくる
砂利道の土手のようなところを
自転車で走っている
次の場面では川に飛び込んだ
何を見せられてるのか
ハッキリわからない
それとはまた別の場面で
男性と楽しそうに会話をしている
あ〜恋人なのかな?
と思ったら
二人は引き離された
なるほど、なるほど
好きな人と引き離されて
添い遂げられないことを
悲観して身投げしたのか
で、良くんの後ろ姿を見て
その好きだった恋人と
勘違いして抱きついて
きちゃったのね
最近、火傷以外に
何かおかしなことがなかったか
良くんに聞いてみた
良「よくわからない夢を
続けて見るんです、
自転車に乗って
土手を走ってて、
そのまま川に飛び込む夢。
それで、占い師みたいな人に
見てもらったら
水難の相が出てるから
気をつけなさいって
言われました。
でも、それから特に
水難にもあわないし
何だったんだろうって
思うけど、気にしてないっす。」
良くんの夢を追体験してみたら
萬里が見た映像とほぼ同じ
こりゃ完璧に
黒髪の女が見せてたな
良くんはかなりのイケメンで
いかにも遊んでそうな雰囲気
カンくんは萬里が何者で
何をしにきたのか良くんには
伝えていなかったので
終始、怪訝な顔をしている
萬里「あのね、萬里はね
霊が見えるし、
供養ができる人なんよ。」
良「え?俺何かついてるんすか?」
萬里「うん、ちょっと
人違いされてるみたい(^_^;)
昭和初期とか明治くらいの
時代の黒髪の白いワンピースの
女の人がいて、良くんに
抱きついてんのよね〜。」
良「え?」
まだ、萬里を変な人だと思って
疑っている
カン「とにかく黙って
萬里さんの言うこと聞いとけ。」
カンくん、ナイスサポート
このまま進めさしていただきます!