4月5日(金)心身健康底上げワーク/夜開催

月に1回だとしても何もしない人よりも確実に不具合は減少します。
たとえ月一治療院へ行っても、自己メンテやらない人は楽になれないのです。自分でできることを一緒に学びましょう♪

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【第四の人生】85の章:『死の定義』とは?カスミさんの場合。脳死と心停止、肉体と幽体(霊体)

【第四の人生】
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*登場人物*

・萬里→祈祷師です、お役目持ってますが主婦もやってます。記憶の振り分けがすごくて悩ましい。

・理妃ちゃん→萬里のお仲間。家庭ありで現実の仕事を隠れ蓑にして、ひっそり活動中。能力は超一流。霊担当は主に『母子』

・あやぱん→ホンワカ系友人。始まりはサクヤさんの治療院。萬里と同じ歳で、いつもちょうど良い距離感で見守ってくれる協力者。

・カスミさん→治療家で30後半に結婚、妊娠。実家から遠く離れた京都に嫁入り後、脳死状態で延命治療中。まったりトゲのない感じの女性。

・H氏→言わずと知れたリーマン能力者(本物)萬里をこの道に引き込んだ張本人。何かにつけて頼っています。

 

 

 

遠く離れた京都の病院で、延命装置に繋がれているカスミさん。

お腹には赤ちゃんがいる。

 

萬里「あまりにも突然すぎて、なんかどうしようもない気分ですよ。本当なら明日楽しく食事してるはずだったんですよ!

訳分からんまま、言葉交わすこともできんし、本人も誰にも何も伝えることなく、幸せ真っ只中で突然喋れなくなるとか、切なすぎる!

現実の肉体がそういう状態なら、幽体の方でなんとか話したりできないもんですか?H氏ならできるでしょ?!」

 

H氏「それがですね。カスミさんの事を聞いた時から、ずっとコンタクトを取ろうとしてるんですけど、全く反応がないんですよ。」

 

萬里「反応がないってどういう事?」

 

H氏「肉体は機械で生きてるけど、脳は死んでいる。それが原因かと思います。

脳が反応しないという事は、霊体でも幽体でもそこに意識(意思)がないから、完全に停止してる状態なんです。脳が活動していれば幽体でのコンタクトも取れるんですけど・・・。」

 

萬里「え?ちょっと分かんない?原理が分かんない!」

 

H氏の説明と萬里の理解度が一致してるか分からんけど、説明難しいんだけど。

 

普段、萬里達が対応してる霊達は『肉体も脳も死んでる』、全てがあの世に行ける状態だから会話できるんだって。

要するに『肉体と脳』が一致してる状態。

 

カスミさんは『肉体が生きて、脳が死んでる』から、脳と肉体が一致してない状態。

 

肉体(心臓)は機械の力で動かしてるけど、脳の指令(意思、意識)で動いてるわけではない。

この世の人間との会話はもちろん出来ないし、あの世の人間としても認められない、どっち付かずで誰とも接することができない、完全に空白の孤独の世界にいるってこと。

 

たとえ死にかけてても(ここで言う死は心停止)、脳が動いている状態なら、脳から念や意識を飛ばすことができたりする。

 

それをキャッチできる生きた人間(萬里達みたいなの)が居るから、もしかしたら助けに行けるかもしれないし、コンタクトを取ることで、何かしらの手立てができたりもする。

 

まだ、意思疎通が可能な状態。

 

たとえ意識が朦朧としたり、混濁した状態でも脳は動いているから、あの世とこの世の狭間にいるような状態で、両方の世界とコンタクトが可能。

あの世の人と会う事、話す事も、この世の家族や友人に対しても、たとえ通じる言葉を発することができなかったとしても、笑顔や涙、表情を見せる事はできる。

(これは臨死体験も同様な感じかな。)

 

通常死人(霊)でも、意思があるし、想いも感情もあるから、やり取りが成立するけど、今のカスミさんとは誰も一切関わることができない。

 

もう、痛みも感情も何一つ感じることのできない、ただ心臓が動かされているだけの悲劇的な状態。

 

これって、生きてるって言えるの?

 

生きる醍醐味も、全うした後の死後の世界の安堵感すらも何も分からない状態。

 

萬里の説明通じるだろうか?(^^;;

 

今後は、カスミさんの夫さんやご家族の判断次第になるのだろうけど・・・。

 

いよいよ何も手出しのできないこのもどかしい状況をモヤモヤ、ソワソワしながら、ただ遠くから想いを飛ばすだけの私達。

 

人の死って、人が判断していいもんなのかな?

 

いつ訪れるか分からない人生で、その時(死を迎える時)を意識しながら毎日を過ごしている人ってどれくらい居るんだろうか?

 

命の尊厳って誰基準で言われてるものなの?

 

もし、私がカスミさんの立場なら・・・。

 

普段考えもしない、色々なことを考えさせられた。

 

カスミさんの夫さんの意図や考えを聞く事はなかった、そのまま時が経ち、カスミさんが倒れてから半年後。

 

カスミさん夫「カスミは天国へ旅立ちました。ご心配いただいた皆様には、心より御礼申し上げます。葬儀はカスミの実家近くの方で行うことにしましたので、お時間許すようでしたら、最後のお別れに来ていただけると本人も喜ぶのではないかと思います。」

 

とにかく日時を確認して、葬儀場でご主人に色々と話を聞こうと思う。

カスミさんを知る人、分かる限りの人達に連絡した。

 

理妃ちゃん「赤ちゃん、男の子だったみたい。」

 

萬里「え?なんで?なんで分かんの?!」

 

理妃ちゃん「多分、赤ちゃんは早い段階で亡くなったんだと思う。夫さんはそれで、カスミさんの延命を終える決断したんじゃないかな?そう感じる。」

 

萬里「そうなの?!そっか!理妃ちゃんは母子担当だもんね!だから分かるんやね!」

 

でも、亡くなった時期が違うと、場合によっては出会えなかったりするんだよな・・・。

 

 ♪いつも読んでいただきありがとうございます♬
フムフム、そんなこともあるんだ〜!まぁ、なんやわからんけど頑張ってくれたまえ!!

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