4月27日(土)夜のお食事交流会(という名の飲み会)in居酒屋楽園久留米

★参加費¥5,000 ★開催時間19:30~★定員まで残り3名(事前のお申込み必須です)
★会場『居酒屋 楽園 久留米』福岡県久留米市東町33-9 鷲崎ビル1F 西鉄久留米駅より徒歩3分一番街アーケード入り口を左へすぐ

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【第三の人生】92の章:仲間を見捨てられない責任感の強さ

【第三の人生】
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*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ち。ちいさんのおかげで毎日濃密な修行が訪れています。

・ちいさん→治療院の先生サクヤさんの奥様。感が強め。最近毎日のように何か拾ってくる。今回の身体の痛みの原因はなんだろう?

 

 

萬里「今誰かそこにいるのなら

私に話掛けてください。

あなたの思い残しや願いを

聞かせてください。

私に手伝えることがあるなら

できる限り叶えられるようにしますから。

まずその女性(ちいさん)の身体から離れ

私の元へ来てください。」

 

萬里の声は届いたのだろうか・・・?

 

ドンッ!!!

萬里の身体が急に重たくなった

 

おうっふ!!!あちこち痛い

身体起こしておけなくなったっ!

 

萬里「ちいさん、さっきみたいに

萬里の背中に手を当ててくれる?

一緒に対話に応じる感じで。」

 

ちいさん「萬里ちゃん大丈夫と?

横になって!そのまま対応できるなら

手伝うから。」

 

萬里は完全に横たわり目を瞑る

 

おぉ、姿が見えてきた

 

その人は作業服らしきものを着ている

泥まみれで顔も汚れたくっている

ちょうど働き盛りの年齢くらいだ

すごく凛々しい

とても思い残しを持ってグズグズと

そこにいるような人には感じない

 

萬里「何があったんですか?

あなたの思い残しは何ですか?」

 

男性「私は一人では行けんのですよ。

まだ行けんのですよ。残していけんのですよ。」

 

萬里「あなたがいる場所はどこなんですか?

一人では行けない、残してって何のことですか?」

 

男性「俺には責任があるとです。」

 

萬里「ちゃんと答えてください!

意味も状況もさっぱり分からん。」

 

男性「すんません。

ずっと一人で探してたもんで

それは自分の責任でして。

ここは、炭鉱です。

仕事中に穴が崩れ落ちて

俺の班の連中がみんな生き埋めに

なってしもうた。

みんな家族も抱えとったんに、

顔向けができん。」

 

男性「俺はこの班を率いとったんやけ

俺の責任でみんなを家族の元に

帰してやらんといかん。

みんなが生き埋めになったんは

俺の責任や。みんなを探さんと一人では行けん。」

 

萬里「あなた以外に班のメンバーは

何人ほど居たんですか?」

 

男性「5人。俺は責任者やけ

一人で行くわけにはいかん

みんな一緒じゃないといかんのよ。」

 

萬里が見る限り

その班のメンバーの姿はどこにもない

不慮の事故なのでみんな死んだことに気付かず

土の中に埋まったままなのかもしれない

 

となると、これは一緒に

掘り起こしてあげないといけない状況か・・・

 

この男性は埋まっている場所が分からなそう

だけど、なぜか萬里はその場所が分かる

 

萬里はそのメンバーが埋まっている場所を

掘り起こし

一人づつ土から引きずり出した

実際の身体で動いてるわけではないのに

その労働はすごく身体に堪えている

 

現実ではその遺体は家族の元に帰っている

これは魂での話なので

残った想いから再現されている映像

 

ちょっと話が難しくなってしまった

(^_^;)

【第三の人生】93の章:ヨイトマケの唄
*登場人物* ・萬里→主婦でお役目持ち。今、生き埋めになった方々の苦しさを知らされているところ。 ・ちいさん→治療院の先生の奥様。感が強い、今回はどこかで拾ってきた炭鉱職人を萬里に移動させた。 土の下から探し出した彼らは 皆抱き合って喜んで...
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