*登場人物*
・萬里→主婦でお役目持ち。アキラくんのワガママにお付き合い中。
・理妃ちゃん→萬里と同類。視えないけど、感じる能力はズバ抜けている。
・アキラくん→死人(萬里友人ゆうちゃんの元夫)
萬里「それは
伝えることできるけど、
どこにお参り
させればいいと?
アキラくんの実家には
行きづらいやろ。」
アキラ『うん、それは
ここならどこでもいい
ここに来てどこかで
手を合わせてくれれば
それでいいけん。
ゆうは前にも来たことあるし。』
萬里「わかった。」
アキラ『あとね・・・』
萬里「まだあると?!」
アキラ『うん、ごめん。
娘には父親らしいこと
何もしてあげてないけど。
再婚したのなら
娘に兄弟を作って
あげて欲しいと。
それが願い。
俺が言える立場じゃ
ないかもしれんけど
娘に寂しい思いは
して欲しくなくてね。』
萬里「借金は残したくせに
えらいかっこいいこと
言いよるな(; ̄ェ ̄)
そこはアキラくんが
口出すとこやないやろ!」
アキラ『うん、
そうしてくれたらいいな
ってだけで絶対とか
言うわけではなくて、
俺がこう思ってるって
ことを伝えてくれれば
それでいいっちゃん。』
萬里「はいはい、
何にしろ伝えるくらい
しかできんけど。」
アキラ『ありがとう!
萬里ちゃんが
分かってくれる人で
良かった!』
萬里「こっちは
一苦労やったわ(ーー;)」
アキラ『で、
おつまみは?』
萬里「バカタレがぁっ!!」
アキラ『いや、
分かっとるって
ごめんなさい。』
萬里「んじゃ、
もう話は聞いたし
帰るけんね。
アキラくんも満足したら
帰るべきところに
帰りなさいよ!」
アキラ『本当にありがとう!』
ということで
やるべきことをやって
帰ってきた
けど、
萬里はもうゆうちゃんと
連絡取る気は無い
ゆうちゃんは
萬里が霊とお話し
できる人だということも
知らないし
ここはやはり
美香ちんから
それとなく伝えてもらうか
萬里「美香ち〜ん!
先日言ってた
清○寺行ってきてね
アキラくんと話しした。」
美香ちん「うんうん、
なんて言いよった?」
萬里「ゆうちゃんと娘に
お参りに来て欲しいって。
あと兄弟を作って
あげて欲しいって。
萬里はもう
ゆうちゃんとは
連絡取らないから、
それとなく
美香ちんから
言ってもらえんかな?
萬里の名前は
出さなくていいから。」
詳細を長々と
美香ちんに話しておいた
あとは美香ちんが
都合よく伝えてくれるだろう
意外と人任せ(笑)