深夜=眠れない添い寝
風呂上がり一息ついて、お茶飲みながらまた気になることを色々聞くタイム。
それでも、やっぱりピン!と来た理由はわからない。
そうこうしてる内に、
彼「萬里さん、寝室にご案内します〜。寝るのは右側がいいとか左側がいいとかあります?」
萬「え?特にないけど。」
彼「あ、じゃ俺右側じゃないとダメなんで、萬里さん奥で寝てくださいね〜。はい、掛け布団はこれを使って、電気は小さいの点けとくとかあります?」
萬「あ、どこでもいいよ。電気も真っ暗でいいし。」
ってまた、手際よくエスコートされて、抵抗する間も無くお布団へご案内。
と言っても、萬里はお薬飲まないと眠れないのよね、それに人のお家だともっと眠れない。
本当に泊まるかどうかも分からなかったから、お薬持ってきてないんだよな〜💧
寝れるだろうか・・・とか、考えてもどうしようもないから、とりあえず横になって身体休めるかぁ。
一人落ち着きが無い萬里をよそに、彼はスヤスヤと寝ちゃってるわ(; ̄ェ ̄)
いいな〜、普通に寝落ちできるって羨ましい〜。
眠れないからといって、初めて来た人のおウチで、勝手にウロつくのも失礼やし、目を瞑ってうつらうつらしてみるとするか。
ウトウトし始めた頃、パッと室内が明るくなったのを感じた。
目を開けると、部屋の電気が点いてる( ゚д゚)
萬「あれ?リモコンかなんかに当たったかな?」
彼が起きてしまうかも!?と思ったんで、慌ててリモコン探そうとしたら、パッとまた電気が消える。
萬「ん?なんか変。だけど何かいるような気配とかも感じないしな。まいっか!」
また、ウトウトし始めると、ボソボソと話すような男性の声が聞こえた!
萬「え?寝言?!何か言ってる?もしかして、起きてんのかな?」
横になったまま、彼を見てみた。いや、どう見てもしっかり寝てる・・・、寝言でもなさそうだ。
外で誰か話してんのかもしれんな。
再び、ウトウトしていると、今度は明らかに人の気配を感じる。
萬「誰かいる?!」
パッと目を開け、周りを見渡したけど、なにか悪い空気とか邪魔になるような気配とかも感じない。
萬「ん〜、この家も周辺も悪い空気は感じないのにな。むしろ、神社と隣り合わせの好条件な良い建物なのに、なんかザワつくこの感じはなんだろう?」
ま、何か霊的なものなら寝てる間にでも接触してくるはずだしな〜。
しかし落ち着かんわ( ;´Д`)
「マシンガントーク」ってこの事!
夜も深まり眠たさも増してきてるから、
そろそろ眠れるかもしれない・・・そんな感じで、目を瞑りウトウトし始めると
すぐ側で誰かに話しかけられている!?
その囲いはどれほどの大きさに見えておるか?どこへ目を向けるか、それによりその可能性の大小が決まるのだ。
主が囲いの中におると思えば、その世界はその大きさに決まり・・・
え?これ萬里に喋りかけてんの?
いくら語りても、聞こえる者は多からず。
主以外に誰がおろう。しかと聞けよ。
あ、これ間違いなく萬里に言ってる( ̄▽ ̄;)心の中で思っただけなのに、言葉として捉えられてる。
あ〜でも、今一番眠いのよ〜、このまま眠りに堕ちたいの〜( ;´Д`)
今、主には何が見えておるか?今おる世界、広きと思えば、それがその世界。
しかし目を凝らせば、そう思うとる世界は囲いの中やもしれぬ。
囲いに気付くのか、見過ごすか、この囲いから出る術を見つけるにはどうするものか。
その有り得まいと思い込んでいる、小さな穴こそが突破の道かもしれぬ、だが恐れを抱けば道は絶たれ、手立てはないと諦めるのだろうか。その囲いの外の世界を見るには、どう動くのか?
さぁ、答えよ!
って、なにぃ〜?!もう、なんのことかさっぱり分からん。映像まで一緒に見せられてんだけど、なんか哲学的な話?問答?とんち?難し過ぎるのに、頭は寝る体勢やし考える余裕もない。
萬「あの、どちら様でしょうか?もし私にいただいている御言葉でしたら、申し訳ないんですけどさっぱりなんのことか分かりません( ;´Д`)本当にごめんなさい、大事なお話かとは思いますが、理解が及ばず回答するのは難しいのです。」
なんの算段もなしに語ろうか。主の思うままに答えれば良いのだ。
語れる日を待ち、今ここにその時がある。
萬「あ、萬里に何か期待されてるとしたら、なんかすごく買い被ってらっしゃるかもしれません。それほどに経験もないですし、苦行と言われるようなこともしておりません。本当に勘弁していただきたいです。」
なんの見込みもなく、ここにいると思うのか?
偶然この場にいると思うのか?なんの計らいもなく、今語っていると思うか?
萬「いえ、何かきちんと意味があるとは思ってます。でもどなた様かも分からないですし、せめて萬里にお話されてる理由と、どこのどなたなのかでも教えていただけるとありがたいのですが・・・。」
・・・・・。
こちらの疑問質問に関してはスルーかいっ!!!( ゚д゚)
萬「でも、大切なことをお伝えいただいてるのは分かります。記憶には残ると思いますから、そのままお話を続けられてください。」
かくかくしかじか・・・・。〇〇、□□、・・・・・・・・。
××、△△、・・・・・・・。
うん、何かとても大切な難しいことを言われてるのはわかる、だけど眠たいし、寝たいんだけど、この方の声量が、これまたなかなかのデカさ(;▽;)
頭の中でサラウンド・・・。うん、これはもう『睡眠』というものを諦めろと言われてるようなものね。
深夜のおしゃべりその正体は?!
今何時くらいだろう・・・。携帯の時計を見てみた『AM4:00』( ̄▽ ̄;)
しかし誰なんだろう、ここまでお話に付き合って、何も分からないとか
来た時以上にモヤモヤが残るじゃないのさっ!!
お顔を見てみようと試みるけど、絶妙に影がかかったみたいに暗くて顔だけが見えない
(;´д`)
ヨシ!夜が明けるまでに、絶対そのお姿捉えてやるっ!
いろいろな角度から、何者なのかを観察👀
男性なのは間違いない。
服装は?地味な色、深い青?黒?僧侶のような格好にも見えるけど・・・。
荒業した後のボロボロな感じというより、それなりの高い位にいる感じの整った身なりの良さ。
話の感じからしても、とても頭の良い知識と経験の豊富な方のように受け取れる。
思想家のような、喩えや抽象的な考えさせる表現が多い。やはり凡人には理解しきらん話が多い。
こりゃ、間違いなく『修行僧=行者』
読むというより、感じることを重視しないと情報が流れ込んでこない。横になったままだし、リラックスした状態になろうと思えばなりやすい、精神をフラットにして感じ取れることから情報を拾う。
このタイミングとこの状況の中で姿を見せたということは、間違いなく通りすがりではなく狙って現れた者。
では、萬里に直接的な関係のある方なのか?
っていうこと考えてたら、彼が突然ムクッと起き上がった。無言で布団から出ていく。
なんだ、トイレか・・・。
と思いつつ、目を瞑って観察を継続しようとすると、その行者さんは居ない?!
彼がまた布団位入り、寝付くとまたその姿が現れる。
ということは、この行者さんって彼の後ろの関係だ!!
なるほどな〜、前世の話もしてたし、有り得る。
萬里の後ろにも一人行者さんがいるから、何か関係あるのかな?
すると、萬里の後ろの珞さん(行者)と、今視えている彼の後ろの行者さんが(生前?)一緒にいる姿を映像で見せられた。
ということは、後ろの行者さん方は面識がおありなのか!?
なるほど〜、萬里がピン!と来たと思っていたピン!は、実は後ろの珞さんがピン!ときたのを、そう思ってしまってたのかもしれん。
この感覚未だに見分けつかないからな〜、萬里の一目惚れも実は、萬里が惚れてんじゃなくて後ろの方々の縁に対して、本体の自分が運命的ななにかをそう感じているだけなのかも。
昔から度々あるが、もはや萬里の一目惚れは恋愛とは無関係なのか?!
いや、ルーツや後ろの方々のご縁ということは、それはやはりなにかしら「自分に必要なことを与えてくれる相手」ということで、学びのご縁で、簡単に自分で絶てるものではないということは間違いない。
彼が初対面の時言った「ココで繋がってる」という、頭の後ろ(背面)を指した行動は、彼も無意識でそれを分かってる人だということなのかもしれない。
萬里の後ろの珞さんと面識があるからと言って、同じところで修行してたとは限らない、何かしらの接点や付き合いがあったという程度だろう。
当時の行者業界の横並びや縦並びなどの事情はさすがに知らんから、なんともそこまでは判断つかん。
お坊さん界隈でも、同門や一門とかいうのがあるくらいだから、そんな中の一つだろう。
納得納得〜。で、眠れないまま外は明るい(; ̄ェ ̄)
時計を見るとAM6:00
彼は何時に起きるんだろう・・・聞いてなかったわ。
今度は何時に起きるのかが気になって、もう寝れない・・・。
彼を起こさないように布団から抜け出して、リビングで時間潰して起きるのをただ待つ。
初めて来た人んちで何もしようがないよね(;´д`)携帯も充電してなかったしヒマ〜
朝の時間
彼が起きてきたが、間髪入れずに洗面所、顔洗ったかと思ったら、
洗濯機回して、朝ごはんの準備してって、すでに冷蔵庫に準備してある!?温めるだけとか
もうアンタ、下手な主婦より手際良すぎですやんっ!!( ゚д゚)
初めて見た、なんでもできる男子。
一人暮らしだから自分でやるにしても、苦になってる風でもない、無駄のない動きで感心しますわ。
彼は、朝ご飯は食べる派らしいので、食卓で一緒に座って話をした。
萬「ほとんど寝れなかったわ。あなたの後ろの方から一晩中話しかけられて、お付き合いしてまして。」
彼「え?そうなんだ〜。なにか分かったの?」
萬「うん、どうやらピン!と来た理由は、後ろの方々がお知り合いだったからみたい。あなたの後ろに『行者』さん居るよ。多分守護霊さんやと思う。最後までお顔は見せてくれなかったけど。」
彼「へ〜!そりゃおもしろい。」
萬「おもしろないわっ!よ〜しゃべるのよ、あなたの後ろの行者さん( ;´Д`)一晩中喋ってたよ。」
彼「へ〜!オレぐっすり寝てた〜。」
萬「うん、知ってる(; ̄ェ ̄)スヤスヤ寝てる姿、軽く腹立ったわ。」
ピン!と来た理由、全容とまではいかないけどある程度分かってよかった〜。この先ピン!と来たときの参考にできる。
まだ、スッキリとまではいかない。だって、彼のお顔どこかで会ってる(見てる)のよね、でも思い出せない。浮遊の記憶でもない気がするから、きっと現実世界のどこかでお目にかかってる。
まだ少しのモヤモヤを残しつつ、彼のお家を後にした。
その翌々日、浮遊の時にバーンと目の前にどこかのお地蔵さんが現れた。
その顔「あ!!!このお顔!彼にそっくり!!!」
すぐに彼に連絡して「どこかで会った顔っての分かった!!!」
彼「え〜!どこで会ってた?」
萬「多分、あそこじゃないかな?って見当はついてるけど、お地蔵さんと同じ顔してる!」
彼「へ〜!萬里さん、そういうの巡ったりするの好きなの?」
萬「いや、ツアーで行ったりはするけど、わざわざ行くんじゃなくて、通りすがりにでもお地蔵さん見つけたら、必ずあいさつするようにしてるから。」
彼「そうなんだ〜!どこのお地蔵さんかはわからないんだ。」
萬「多分あそこじゃないかな?ってのは、思ってるけど、あちこちご挨拶してるから、はっきりとわからなかった。ということで、あなたの呼び名は『地蔵』に決定しました!」
OK〜!
好きなように呼んでいいよ〜笑
萬里の癖、あだ名付ける方がその人の事早く覚えるの。普通に名前聞いて顔見ても、何度やり取りしても、名刺もらったところで基本的に覚えられない。
その人のフォルムや匂い、歩き方や足音、雰囲気や名前漢字の並び、トータルした形、後ろの人の気配や発するエネルギーと自分が感じた相性で覚えるから、固有名詞が苦手。
会って間もなくあだ名、それすらもニコニコと軽く受け入れる『地蔵』
見た目は35歳だが、何かすでに人生を達観しているような余裕、たぶん中身は60超えのおじいちゃん。地蔵と呼ぶにふさわしい人だ。
これが、去年2021夏の話。未だに付き合いは続いてる。
つづく←まだ続くんかいっ( ゚д゚)
♪いつも読んでいただきありがとうございます♬
フムフム、そんなこともあるんだ〜!まぁ、なんやわからんけど頑張ってくれたまえ!!
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